寺山修司さんの市街劇
クラウドファンディングのCAMPFIREで半年ほど前に立ち上げた
VR演劇企画のページを見て、ご連絡をいただいた方々と先日会ってお話ししていました。
どうやら彼らも演劇をVRというテクノロジーを使った演出手法で行いたい、ということでした。
落合陽一さんのゼミに参加されて
そのゼミにおける制作活動としてのVR演劇だそうです。
そんなお二人に教えてもらったのが
こちらの寺山修司さんの動画。
非常に面白いです。
以下がリンクです。
寺山さんの脚本の芝居「書を捨てよ町へ出よう」を
東京芸術劇場でマームとジプシーの演出家の演出で公演したものを観た時、
とても難解だと感じました。
が、この動画で語られる演劇論はとっても分かりやすいですね。
演劇ってそういうものか、と。
おさらいさせてくれるような感覚です。
で、全然関係ないことを動画みてて思ったのですが笑
昔の人ってぶっ飛んだ人多いなって感じるじゃないですか、
真偽はともなくとして「最近の人はおとなしい」という論調も多い気がします。
それをすべて鵜呑みにする必要もないですし、
というか誰かそこを科学検証したのか知らないのですが、一旦その前提に立ってみたとき
その原因の一つってやはり、SNSの登場だったりするのかな、と。
SNSを観て、遠くにいる人も近くにいる人も「何やっているか」近況がすぐわかるし、「こんなことやっている人がいる」ってすぐに知れるじゃないですか。
マークザッカーバーグさんが今日何してたか、も投稿で知れたり、すごいことです。
だから(ここは解釈が分かれると思いますが)ある程度「こういうことやればウケる」とかフェアウェイが分かりやすいが故に、そこまでぶっ飛んだことやる人が現れにくい。
それこそ炎上リスクもあるので。
一方、昔の人は、周りの人が何やっているかわからない。
だって携帯電話もないわけなので、寺山さんが動画で言っているように「新聞で見る」くらいしか周りの情報が入ってこない。
だからこそ「ここまでやってるやつはいないだろう」とか、
一方で「これじゃ周りに勝てないかも、もっとやろう」みたいな力学が働くこともあるのかなと。
炎上リスクも無いので制約も少ないですし。
そんなことを、ふとを思わされる動画でした。
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